「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」 舌の噛みそうなフランス語。
東京 代官山の洋菓子店の店名です。
そこのオーナー・シェフ 弓田 亨 講師による「洋菓子技術講習会」へ参加しました。
午前10時~16時まで(40分昼食休憩)少しも聞き漏らすまいと真剣に聞いてきました。
講師はパリのフランス菓子の名店「ジャン・ミエ」で研修。
フランス菓子協会から金賞と賞状を授与された、言わば菓子業会の大御所です。
「人間が物を食べるときの味わいの三要素は、香り、歯ざわり(食感)、味。
この三つの要素がそれぞれ複雑に影響しあっていて、中でも香りの働きが一番重要で、
食べ物から香りを取ってしまうと、その食べ物が何であるか識別出来なくなること、
人が物を食べて本当に美味しいと感じる時は、常に香りが豊かに感じられるときである」とのこと。
お菓子作りには、常に香りを一番大事に考えていることがよく分かりました。
粉末にしたアーモンドナッツで作る「ダックワーズ」はとても美味しい焼き菓子の一つですよね~
そのほとんどはカリフォルニア産です。
イル・プルー・ラ・セーヌ店のはスペイン産です。
油脂分が多く、香り、味わいが非常に豊かで、お菓子にしたとき新鮮な味わいが長続きするのが特徴。
スペイン内陸部のカタルーニャ地方・レリダにあるアリクサ社のもの、わざわざ現地へ視察・・・
それは材料の全てにこだわっていました。
リキュール、チョコレート、香料、ドライフルーツ、天然はちみつ、フルーツピューレなど、
生産地はほとんどが小規模で手作りに近いそうです。
先ずは「ダックワーズ」から再挑戦してみようと思っています。 美味しかった~~~
同じ材料が、菓子材料と道具の専門店「ピエトロ」で扱っています。
インターネットショップ http://www.pietoro.co.jp